Story
帯締めの収納について
ふとした疑問から
母が遺してくれた着物を整理していた時のことです。
着物や帯には美しい畳み方が古くから伝えられているのに、
帯締めだけ決まりが無いことに、ふと違和感を覚えました。
きちんと整えて仕舞うことができれば、房が乱れたり、形が崩れたりせず、
大切な帯締めをもっと長く、美しく使い続けられるのに。
もっと簡単に、もっと楽しく、そして美しく収納できる道具があったなら――
そんな想いから、WATOMEの開発が始まりました。
これからは、収納を整えることで、これまで仕舞い込まれていた帯締めにも目が向き、再び手に取られ、使われる機会が増えていくはずです。
大切な一本が廃棄されずに済むことで、帯締めの価値や伝統が次世代へと受け継がれ、
WATOMEは持続可能な暮らしを支える存在になっていくと信じています。
美しく収納する。心が整う。
WATOMEは、帯締めを「ただしまう」だけでなく、
美しく収め、心も整える収納道具です。
着物ユーザーとして感じたのは、
収納には“機能性”だけでなく“感性”への配慮も求められているということ。
帯締めが「よれる・ねじれる・房が乱れる」といった不満を抱える人は、実に82%にも上ります。
WATOMEは、そうした日常のストレスを根本から解消する為に生まれました。
さらに、収納時の見た目の美しさを意識し、装飾性を高めることで、
引き出しを開けた瞬間の「ときめき」や「整った安心感」といった、
心の充足感をも生み出せるよう設計しています。
こうした心地よさが収納を楽しい行為へと変え、
これまで使われずに眠っていた帯締めにも目が向けられ、
大切に仕舞い直されることで、廃棄されずに済む――
そんな持続可能な循環を生み出す道具でありたいと、私達は願っています。
伝統を大切にしながら、日常に馴染む上質さ。
WATOMEは、あなたの大切な帯締めを、丁寧に、そして美しく守ります。
帯締めは奈良時代、
正倉院に伝わった組紐
帯締めは、奈良時代に正倉院から伝わった組紐をルーツに持ち、
現在でも、当時の技法が受け継がれる、日本が誇る伝統工芸品です。
仏教美術や古美術が好きな私たち夫婦は、幾度となく奈良を訪れる中で、
その静かな美意識と、伝統を大切にする気風に深く惹かれ、移住を決意しました。
このまちは、正倉院をはじめとする貴重な文化財とともに、
“丁寧に受け継ぐ”という精神が、暮らしの中に息づいています。
WATOMEは、そんな奈良の知恵と美意識に学びながら、
帯締めを「簡単な操作で品質を保護し」「締める時に使い易く」「次の世代まで長く」使い続けられることを目指して生まれた道具です。
組紐のように繊細な帯締めは、正しく収納することでこそ、その美しさを保つことができます。
だからこそ、装飾性と実用性を兼ね備えた“本物の道具”を作ることにこだわりました。
劣化しやすい素材や短命なデザインではなく、
何年経っても飽きずに愛用できる「上質な日常品」を形にしたいと思ったのです。
WATOMEは、ただの収納具ではありません。
帯締めと向き合うあなたの時間を、より豊かに、そして心地よくするための道具です。
奈良が育んできた静謐な美しさと、ものを大切にする精神に敬意を込めて。
「上質な日常を、収納の分野へ。」
WATOMEが、あなたと帯締めの物語を、これからも支え続けますように。